Works

庭彩工の施工事例一覧

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 記事
  4. 庭づくりで将来を見据えるとは?長く使える工夫を解説

庭づくりで将来を見据えるとは?長く使える工夫を解説

この記事のポイント

庭の設計を「今の理想」だけで決めず、「10年後・20年後にどう使いたいか」から逆算すると、手直しコストと「使わないスペース」を減らせる

正直なところ、「子どもが小さいうちだけの使い方」だけで遊具や大きな芝生を作ると、その後の管理や使い道に困るケースが多いので、最初から「用途変更しやすい余白」を仕込むことが大切です

今日のおさらい:要点3つ

1. 庭づくりは「ゾーニング」「動線」「素材」を、将来の暮らし方も含めて設計することで、長く使いやすくなる

2. よくある「将来困る庭」は、「デッキが大きすぎる」「芝生だらけ」「段差だらけ」で、どれも「今の理想」だけで決めた結果になりがち

3. ケースによりますが、「最初から100点を取りに行かず、70点の庭からスタートして10年かけて育てる」くらいの感覚の方が、結果的に満足度は高くなる

この記事の結論

一言で言うと「将来も使いやすい庭は、『今・10年後・20年後』の3つの時間軸でゾーニングと動線を設計することで実現できる」です

最も重要なのは、「子どもが巣立った後」「自分たちが歳を重ねた後」に、その庭がどう役立つかを具体的にイメージしながら、段差・素材・スペース配分を決めることです

失敗しないためには、「流行のデザイン」や「一時のブーム」に寄せすぎず、「用途変更しやすいベース」を整えておき、必要になったときに機能を足せるようにしておくことです


将来を見据えた庭づくりで外したくない3つの視点

ついつい「今だけ」に合わせた庭を作ってしまう理由

よくあるのが、家づくりの打ち合わせ終盤でのこんな流れです。昼間の打ち合わせが続いて、図面とパースを何度も見て、頭も心も少し疲れてきた頃に、「お子さんが小さいうちは、ここを全部芝生にして、遊具も置けますよ」と言われる。

その瞬間、SNSで見た「子どもが芝生で走り回る写真」が頭に浮かんで、「じゃあ、このスペースは全部芝にして、すべり台も置けるように」と一気にイメージが固まってしまう。

正直なところ、そのワクワクはすごく自然です。実は外構の現場でも、「今の家族構成」と「今の休日の過ごし方」の話だけで庭のプランを決めてしまい、「10年後の自分」のことは、あまり具体的にイメージできていないケースが多いと聞きます。

そして数年後、「子どもは部活で忙しくなり、芝生も遊具もほとんど出番がなくなった」というタイミングで、「ここまで広い芝、いらなかったかも」と感じる方も少なくありません。

「今・10年後・20年後」の3フェーズで考える

将来も使いやすい庭を設計するには、「今」と「未来」を「一続きの物語」として捉えるのが大事です。

例えば、こんな3フェーズをざっくり意識してみます。

フェーズ1:子どもが小さい~小学生くらい

  • 芝生や砂場での遊び、ビニールプール、バーベキュー、家庭菜園など、「外遊びと体験」が中心

フェーズ2:子どもが中学生~巣立ち前後、共働きが忙しい時期

  • 洗濯やゴミ出しの動線、ちょっと一息つけるテラス、雑草対策など、「生活動線と手間の削減」が中心

フェーズ3:子どもが巣立ち、自分たちの時間が増える時期

  • 低メンテナンスで、好きな花や木を楽しめたり、椅子を出してゆっくりできる、「自分時間の庭」

「庭づくりを考えるなら、こうした長期の時間軸での『暮らし方』の変化を踏まえて、最初から『用途を変えやすいベース』を用意しておくと後悔が少ない」といった趣旨の提案が、最近の実務系のコンテンツでもよく語られています。

実体験:子ども中心で作った庭を「自分たち用」に調整した話

子どもが幼稚園~小学校低学年だった頃に、「今を楽しまないともったいない」と思い、庭の半分を芝生、もう半分を砂場と遊具スペースにしていました。

しばらくは毎週末のように砂場でお菓子の型を使った「ケーキ作り」ごっこをしたり、芝生にテントを出して昼寝したりしていたのですが、子どもが高学年になる頃には、だんだん週末も友だちと出かけることが増え、庭で過ごす時間は目に見えて減っていきました。

気づけば、砂場は雑草と落ち葉のたまり場に、遊具は色あせて、時々ぶつかってしまう「邪魔な大物」のように感じるように。ある日、朝カーテンを開けたとき、「この景色をこれから何年眺めていくんだろう」とぼんやり考えてしまったことがあります。

その後、思い切って砂場を撤去し、そのスペースを小さなテラスと鉢植えスペースにリフォームしました。芝生も一部を減らして、低木と下草のゾーンに変更。

工事が終わってからは、朝にコーヒーを持ってテラスに出たり、夕方に少し植木の手入れをしたりと、「自分たちのペース」で庭に出る時間が増えました。

あのとき、「最初から『将来自分たちだけで使う時期』を、もう少し具体的に想像しておけば良かったな」と感じました。


ライフスタイルの変化に対応する具体的な設計方法

ゾーニング——用途を変えられる「ベース」をつくる

将来を見据えた庭づくりの第一歩は、「用途別にゾーンを分ける」ことです。

アクティブゾーン

  • 芝生・人工芝・砂場・遊具・家庭菜園など、「動きのある」使い方をする場所
  • 将来は、一部を花壇やテラスに転用できるよう、給排水や日当たりを意識しておく

パッシブゾーン

  • テラス・デッキ・ベンチ・シンボルツリーなど、「座って過ごす・眺める」場所
  • 将来の椅子・テーブル・物干しなどに柔軟に対応できる、フラットな床と屋根の有無を検討

サービスゾーン

  • ゴミ置き場・物置・エアコン室外機・防犯砂利など、「生活を支える機能」の場所
  • 年齢を重ねても、玄関~庭~駐車場の動線がきつくならないように、段差と距離を調整

こうして用途をざっくり分けたうえで、それぞれのゾーンが「10年後には何に変わっていると便利か」を考えておくと、将来のリフォームの幅がぐっと広がります。

素材と段差——「今ラク」より「将来もラク」を優先する

将来を見据えた庭で、意外と効いてくるのが「素材の選び方」と「段差の数」です。

段差

  • デッキやテラスの高さを室内床とフラットにしておくと、将来ベンチやプランターを置き替えたり、椅子を出し入れするのがラクになる
  • 小さな段差の連続は、年齢を重ねたときや体調不良のときに負担になるので、「段差の数」は減らしておくと安心

素材

  • メンテナンス性の低い素材(防草シート+砂利・タイル・コンクリ土間など)と、「手間はかかるが楽しめる素材」(芝生・花壇・天然木)をバランス良く配置する
  • 将来「もう少し手間を減らしたい」となったときに、芝生や花壇の面積を少しずつ縮小できるよう、境界をはっきりさせておく

実務系の外構・庭づくり記事でも、「若いうちは多少の手間が楽しめても、10~20年後には『ちょうどいい手間』のラインが変わる」と意識して設計することの重要性が繰り返し指摘されています。

現場の声:「今は使ってないけれど、将来こうしたい」の言葉を拾う

外構の打ち合わせでよくあるのが、こんな会話です。

お客さま:「今は子どもが小さいので、芝生と遊ぶスペースが欲しくて」

デザイナー:「将来、お子さんが巣立った後は、どんなふうに庭を使っていたいですか?」

お客さま:「うーん…そのころは夫婦で、夕方にちょっと外に出て、お茶できたらいいですね」

この「将来どうしたいか」の一言が、設計ではかなり重要です。このケースでは、芝生の面積を少し絞り、その分テラスの一部に「将来テーブルと椅子を置きやすいスペース」を確保していました。

数年後にお話を聞いたところ、「子どもが使わなくなっても、今度は私たちが夕方に外で一息つけるのが嬉しい」と話してくれたそうです。「正直なところ、若いときには『老後の庭』なんてピンとこないけれど、設計のときに少しだけ想像しておいてよかった」との声が、現場からも多く聞かれます。


よくある質問(FAQ)

Q1:将来を考えるとき、何年先までイメージすべき?

A1: 一般には「今・10年後・20年後」の3つのタイミングをざっくり意識すると、家族構成や体力の変化に対応しやすくなります。

Q2:子どもが小さいうちは、やっぱり芝生を広くした方がいい?

A2: 一時的には便利ですが、管理や将来の使い道を考えると、「よく使うエリアだけ芝生+他素材」で始める方が後々の調整がしやすいです。

Q3:老後を見据えるなら、どんな庭が理想?

A3: 段差が少なく、手入れの手間をコントロールできることが大切です。テラスやベンチ、鉢植え程度で楽しめる「低メンテな庭」が好まれる傾向にあります。

Q4:今おしゃれでも、将来古く感じないデザインのコツは?

A4: 極端な流行色・装飾を避け、シンプルなラインとベーシックな素材をベースにしつつ、植栽や小物で変化をつけられるようにしておくと安心です。

Q5:将来のリフォームを前提にしてもいい?

A5: はい。むしろ「全部を一気に完成させる」より、10~15年で1~2回の見直しを前提にした方が、ライフスタイルに合った庭に更新しやすくなります。

Q6:予算が限られている場合、どこにお金をかけるべき?

A6: 長く残る「ベース部分」(土間・テラス・動線・排水・電源など)に優先的に投資し、植栽やガーデングッズは少しずつ足していくのがおすすめです。

Q7:今の庭が「使いづらい」と感じたとき、どこから見直せばいい?

A7: まずは「どこでつまずくか」「どこでよく立ち止まるか」を1週間だけメモし、それに合わせて動線とゾーニングの再設計から考えると、無駄な工事を減らせます。


まとめ

将来を見据えた庭づくりは、「今の理想」だけでなく、「10年後・20年後の自分たちが何を大切にしているか」を想像しながら、ゾーニング・動線・素材を決めるのがポイントです。

よくある失敗は、「子どもが小さい今」だけに合わせた庭や、「流行の見た目」だけで決めてしまうこと。それを避けるには、「用途を変えやすい余白」を最初から仕込んでおくことが大切です。

ベースの作り込み(段差の少ない動線・フラットなテラス・メンテしやすい素材)と、「少しずつ変えていける設計」を意識すれば、家族のステージが変わっても庭はずっと「今の自分たち」の味方でいてくれます。

「今の図面はできているけれど、10年後・20年後の使い方まで考えられていない気がする」「せっかく庭に投資するなら、長く使える形にしたい」と感じているなら、一度プロに「将来の暮らし方込み」でプランを見直してもらう価値があります。

「なんとなく外構を『見た目重視』で決めかけているけれど、本当にこれでいいのか少し不安」という段階なら、紙に「今の使い方」と「10年後の理想の使い方」を並べて書き出してみてください。そのうえで、「今」と「未来」の両方に共通する「譲れない条件」を1つだけ挙げるところから、設計を組み立てていくのがおすすめです。


庭彩工 – あなたの暮らしに彩りを添えるお庭づくりのパートナー 🌿💚

***

庭彩工〜にわざいく〜
自由なお庭づくりで、暮らしに彩りと癒しを。
造園・外構・エクステリアのご相談はお気軽にどうぞ。

📍〒462-0001
愛知県名古屋市北区六が池町50-2
📞 052-990-2468(受付時間 10:00〜18:00)
🌐 https://niwa-zaic.com

 

関連記事