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はじめてのDIYウッドデッキ、気をつけたい3つのこと 🏡

毎日に、四季の団欒を。
庭彩工(にわざいく)は、造園や外構といった枠に捉われない「自由なお庭づくり」を心がけています。都市と自然が融合したような、機能と癒しが両立するような、そんな空間をお届けできるよう精進していきます。

はじめに 🌿

こんにちは!庭彩工の山田と申します。今回は、DIYでウッドデッキを作りたいとお考えの方に向けて、「これだけは気をつけてほしい!」という3つの重要なポイントをお伝えしたいと思います。

ウッドデッキは、お庭と住まいをつなぐ素敵な空間です。朝のコーヒータイム☕、夕方のくつろぎの時間🌅、お子様の遊び場👨‍👩‍👧‍👦として、四季を通じて家族の団欒を演出してくれます。

しかし、DIYで作る場合は、いくつかの重要な注意点があります。これらを知らずに進めてしまうと、せっかくの労力と費用が無駄になってしまうことも…😰

そんな失敗を避けるために、今回は特に重要な3つのポイントに絞ってお話しします。


🏗️ 気をつけたいポイント①:基礎工事を軽視してはいけない

なぜ基礎工事が重要なのか? 🤔

ウッドデッキDIYで最も多い失敗が「基礎工事の軽視」です。見た目の華やかなデッキ部分に目が行きがちですが、実は地面に見えない基礎部分こそが、ウッドデッキの寿命と安全性を決める最重要要素なのです。

基礎がしっかりしていないと:

  • デッキが傾く⚠️
  • 床鳴りが発生する
  • 構造体が腐朽しやすくなる
  • 最悪の場合、崩壊の危険性も…😱

正しい基礎工事の進め方 📋

1. 地盤調査から始めよう まずは設置予定地の地盤状況を確認します。柔らかい土や水はけの悪い場所では、追加の地盤改良が必要になる場合があります。

2. 束石の選択と設置

  • コンクリート製の束石を使用する
  • 地面から最低15cm以上の高さを確保
  • 束石の間隔は900mm以下に設定
  • 水平レベルを正確に出す🔧

3. 防湿対策を忘れずに 地面からの湿気を防ぐため:

  • 防草シートの敷設
  • 砂利敷きによる排水改善
  • 通気性の確保

実際の作業手順:

  1. 測量・マーキング 📐 設置位置を正確にマーキングし、水糸を張って水平を確認します。
  2. 掘削作業 束石設置部分を深さ20cm程度掘り下げます。
  3. 砂利敷き・転圧 排水性向上のため、砕石を敷いて転圧します。
  4. 束石設置 レベル調整しながら束石を設置し、モルタルで固定します。
  5. 養生期間 モルタルが完全に硬化するまで2-3日待ちます。

よくある基礎工事の失敗例 ❌

失敗例1:束石の間隔が広すぎる → デッキの中央部分がたわんでしまいます

失敗例2:水平が出ていない → デッキ全体が傾き、見た目も悪く使い勝手も最悪に

失敗例3:排水対策不足 → 湿気による木材の腐朽が早期に発生


🌧️ 気をつけたいポイント②:木材選びと防腐・防虫対策

木材選びが運命を左右する! 🌳

ウッドデッキの寿命は、使用する木材の種類と品質で大きく変わります。価格だけで選んでしまうと、後々大きな後悔をすることになりかねません。

おすすめ木材の種類と特徴 📊

1. ハードウッド系

  • イペ材 🏆
    • 耐久性:★★★★★
    • 価格:高め
    • 特徴:南米産の超硬質材、20年以上の耐久性
  • ウリン材
    • 耐久性:★★★★☆
    • 価格:中〜高
    • 特徴:東南アジア産、赤褐色が美しい

2. ソフトウッド系(要防腐処理)

  • レッドシダー
    • 耐久性:★★★☆☆(処理済み)
    • 価格:中
    • 特徴:加工しやすく、香りが良い
  • SPF材(防腐処理済み)
    • 耐久性:★★☆☆☆
    • 価格:安
    • 特徴:DIY初心者向け、要定期メンテナンス

3. 人工木材・樹脂系

  • 人工木デッキ材
    • 耐久性:★★★★☆
    • 価格:中〜高
    • 特徴:メンテナンスフリー、色褪せしにくい

防腐・防虫処理の重要性 🐛

木材を長持ちさせるためには、適切な防腐・防虫処理が欠かせません。

処理のタイミング:

  1. 材料購入時:あらかじめ処理済み材料を選ぶ
  2. 加工後:カット面に防腐剤を塗布
  3. 組み立て前:全体に防腐塗料を塗装
  4. 定期メンテナンス:年1回の再塗装

おすすめ防腐剤・塗料:

  • 水性防腐防虫塗料(臭いが少ない)🎨
  • 油性ステイン(浸透性が高い)
  • クリア防腐剤(木目を活かしたい場合)

木材保管時の注意点 📦

材料を購入してから使用するまでの保管も重要です:

  • 直射日光を避ける☀️
  • 風通しの良い場所に保管
  • 地面に直接置かない
  • シートで雨濡れを防ぐ
  • 反り防止のため平積みする

⚖️ 気をつけたいポイント③:法的規制と近隣への配慮

建築確認申請が必要な場合 📋

意外と見落としがちなのが、法的な規制です。ウッドデッキでも以下の条件に該当する場合は、建築確認申請が必要になります:

建築確認が必要な条件:

  • 床面積が10㎡を超える場合
  • 地面から1m以上の高さがある場合
  • 屋根を設置する場合

申請が必要な理由: 建築基準法では、これらの条件を満たす構造物は「建築物」として扱われるためです。違法建築になると:

  • 近隣トラブルの原因となる😰
  • 火災保険が適用されない可能性
  • 売却時に問題となる
  • 最悪の場合、撤去命令も…⚠️

近隣への配慮とマナー 🤝

事前の挨拶回り 工事開始前には、必ず近隣のお宅にご挨拶に伺いましょう:

  • 工事期間の説明
  • 作業時間帯の連絡
  • 騒音への配慮をお約束
  • 緊急連絡先をお伝えする

プライバシーへの配慮 ウッドデッキが完成すると、視線の高さが変わります:

  • 隣家への目線が届かないよう配慮🙈
  • 必要に応じて目隠しフェンスを設置
  • 植栽による自然な仕切りも効果的🌿

音への配慮

  • 早朝・夜間の作業は避ける
  • 電動工具の使用時間を配慮
  • 材料搬入時の騒音にも注意

境界線の確認 📏

測量の重要性 境界線を曖昧にしたまま工事を進めると、後々大きなトラブルになります:

  • 正確な境界線の確認
  • 隣地境界からの離隔距離
  • 越境していないかの確認

図面の作成 DIYであっても、簡単な図面は作成しておきましょう:

  • 配置図(敷地全体での位置)
  • 平面図(デッキの詳細寸法)
  • 立面図(高さの確認)

🔧 実践編:3つのポイントを活かした施工手順

準備段階のチェックリスト ✅

□ 法的確認

  • 建築確認の要否確認
  • 近隣への事前挨拶
  • 境界線の確認

□ 材料選定

  • 使用環境に適した木材選び
  • 防腐処理済み材料の確認
  • 必要な塗料・薬剤の準備

□ 基礎計画

  • 地盤状況の確認
  • 束石配置の計画
  • 排水計画の検討

施工手順の詳細 🛠️

STEP 1:基礎工事(1-2日目)

  1. 地面の清掃・整地
  2. 位置出し・墨出し作業
  3. 束石用の穴掘り
  4. 砕石敷き・転圧
  5. 束石設置・レベル調整
  6. モルタル充填・養生

STEP 2:構造体組み立て(3-4日目)

  1. 大引き(根太)の取り付け
  2. 構造体の組み立て
  3. 金物による補強
  4. 全体の歪み・レベル確認

STEP 3:デッキ床張り(5-6日目)

  1. 床板の防腐処理確認
  2. 床板の取り付け
  3. ビス止め・固定
  4. 表面の研磨・調整

STEP 4:仕上げ工事(7日目)

  1. 全体の清掃
  2. 最終塗装
  3. 安全確認
  4. 近隣への完成報告

メンテナンス計画 🗓️

年次メンテナンス:

  • 全体の点検(腐朽・損傷チェック)
  • 再塗装(必要に応じて)
  • 金物の増し締め
  • 排水状況の確認

日常のお手入れ:

  • 定期的な清掃🧹
  • 落ち葉の除去🍂
  • 雪の除雪(積雪地域)❄️
  • 植物の除去

💡 成功するDIYウッドデッキのコツ

無理をしない計画立て 📅

段階的な施工 一度にすべてを完成させようとせず、段階的に進めることが成功の秘訣です:

  1. 第1段階:基礎工事
  2. 第2段階:構造体
  3. 第3段階:床張り
  4. 第4段階:仕上げ・付帯設備

予備日の確保 天候不良や予期しない問題に備えて、スケジュールには余裕を持たせましょう。

道具と材料の準備 🔨

必要な工具:

  • 電動ドリル・インパクトドライバー
  • 丸ノコ(安全性重視で選択)
  • 水平器・レベル
  • メジャー・差し金
  • 墨つぼ・チョークライン

安全装備:

  • 安全靴👷‍♂️
  • 保護メガネ👓
  • 軍手・作業手袋🧤
  • ヘルメット(高所作業時)

専門業者との連携 🤝

部分的な外注も検討 全てをDIYで行う必要はありません。特に以下の部分は専門業者への依頼も検討してください:

  • 基礎工事(特に地盤改良が必要な場合)
  • 電気工事(照明設置等)
  • 大型材料の搬入・荷上げ

アドバイスの活用 材料店や専門業者からのアドバイスは貴重です。遠慮なく相談しましょう。


🌸 四季を通じて楽しむウッドデッキライフ

春:新緑の季節の楽しみ方 🌸

春は植物が芽吹く季節。ウッドデッキ周りに花壇を作ったり、プランターを配置したりして、彩り豊かな空間を演出できます。

  • 桜の季節のお花見スペース
  • ガーデニングの作業台として活用
  • 新緑を眺めながらの読書タイム📚

夏:涼しさを演出する工夫 🌻

夏の暑さ対策も重要です:

  • パラソルやタープで日陰作り☂️
  • ミストシャワーで涼感演出
  • 夕涼みの特等席として活用
  • バーベキューやアウトドアクッキング🍖

秋:紅葉と収穫の季節 🍁

秋は一年で最もウッドデッキが美しく映える季節です:

  • 紅葉を眺めながらのティータイム🍵
  • 収穫した野菜の天日干し
  • 読書の秋を満喫するスペース
  • 秋の夜長の星空観察🌟

冬:雪景色との調和 ❄️

冬季は雪対策と共に、また違った美しさを楽しめます:

  • 雪景色を眺める特等席
  • 野鳥観察のスペース🐦
  • 雪だるま作りの基地
  • 温かい飲み物で暖をとる場所

📈 長期的な価値向上への取り組み

住宅価値の向上 💰

適切に施工・維持されたウッドデッキは、住宅の資産価値向上にも寄与します:

  • 居住空間の拡張効果
  • 屋外リビングとしての付加価値
  • メンテナンス状態の良さがアピールポイント
  • 季節を問わない活用可能性

家族の思い出づくり 👨‍👩‍👧‍👦

何より大切なのは、家族の憩いの場として長く愛用できることです:

  • 子どもたちの成長を見守る場
  • 家族団らんの新しいスタイル
  • お客様をお迎えする特別な空間
  • ペットとの触れ合いの場🐶

まとめ:成功するDIYウッドデッキの3つの鍵 🗝️

今回お伝えした3つのポイントを改めてまとめます:

1. 基礎工事への徹底したこだわり 🏗️

  • 地盤調査と適切な束石設置
  • 正確な水平レベルの確保
  • 防湿・排水対策の徹底

2. 木材選びと防腐対策の重要性 🌳

  • 使用環境に適した材料選択
  • 適切な防腐・防虫処理
  • 定期的なメンテナンス計画

3. 法的規制と近隣配慮の必要性 ⚖️

  • 建築確認申請の要否確認
  • 近隣への事前説明と配慮
  • 境界線の正確な把握

これらのポイントを押さえることで、安全で長持ちする、そして近隣の方々にも愛されるウッドデッキを作ることができます。


🌟 庭彩工からのメッセージ

私たち庭彩工は、「毎日に、四季の団欒を」をテーマに、皆様の豊かな暮らしづくりをサポートしています。

DIYでのウッドデッキ作りは確かに大変な作業ですが、完成した時の喜びと、その後の家族との時間は何物にも代えがたい価値があります。

もしDIYでの施工に不安を感じる部分があれば、部分的な専門業者への依頼や、アドバイス・相談も承っております。無理をせず、安全第一で進めていただければと思います。

皆様の素敵なウッドデッキライフの実現を、心より応援しております!🎉

お問い合わせ・ご相談はお気軽にどうぞ

  • 庭彩工(にわざいく)
  • お庭DIY・ウッドデッキの専門家として、皆様のお庭づくりをサポートいたします

この記事が皆様のDIYウッドデッキ作りの参考になれば幸いです。安全で楽しいDIYライフをお送りください!


庭彩工 – あなたの暮らしに彩りを添えるお庭づくりのパートナー 🌿💚

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